当社の祭礼行事を中心に日々の出来事などをブログ風にお伝えします。
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木山代宮家の春の祖霊祭を今年は都合により3月22日(火)午前8時30分に執行致しました。例年は春分の日に斎行するのですが21日の御殿奉仕(祈願祭)と神徒宅の祖霊祭奉仕の都合上止む無く変更致しました。奥津城の参拝は昨日(21日)に済ませる事が出来ました。
3月20日(日)福榮神社氏子である高代地区の荒神・山神・愛宕神・地神の合同祭典をお仕え致しました。
斎場の公民館には氏子の方々が揃って参列されました。例年ですと直会には沢山の御馳走を準備して和やかに懇談をするのですが時節柄、昨年同様に紙コップでお神酒を頂き折詰料理を頂いて解散と成りました。
3月18日(金)令和4年最初となる春祭り、大呂神社春季大祭(島根県奥出雲町)を斎行致しました。
当日は終日の雨天と成り気温も低く大変寒い1日と成りましが総代会長以下7名に出役の氏子5名が参列して厳粛にお仕え申し上げました。この大呂神社は私が生まれ育った地区の氏神様で兼務社としては最初に神職身分2級上昇級の奉告祭祝詞を奏上する嬉しい巡り合わせを頂きました。
3月10日付で神職身分2級上に昇級致しました。15日(火)に神社庁に登庁して庁長より身分証書の伝達を受けました。本日16日(水)の日供祭に併せてご神前にお供えしてご祭神のお導きと御神恩に感謝し、一層の精進奉仕をお誓い申し上げました。
これにより紫固地綾に薄共八藤紋の袴を着用する事が許されます。ただ有職装束を学ぶ者としての見解は赤袍に有紋の袴の着用は基本的にはあり得ません。有紋の袴は官位従3位以上の公卿にのみ許されますので赤袍の5位相当では服制違反と成ります。まあ前例が全く無い訳ではなく帝の覚え目出度い殿上人が「禁色聴許・きんじきちょうきょ」の宣旨を賜れば例え5位の身分であっても着用する事が出来ました。されどこの聴許は4位5位の殿上人の中でも摂関家の嫡嗣など最上級の公家でないと賜る事は無かった様です(黒袍の着用が許される4位であっても袴は無紋の紫袴)。以上、有職的にはやや無理筋の服装となりまが・・・神社本庁では赤袍に紋入指貫が身分2級上の正服となりますので喜んで着用してしまういい加減な独学の徒でございます。
3月1日(火)午前6時、月次祭を斎行して国家鎮護と皇室の御安泰、氏子崇敬者の安寧と発展を祈念致しました。此の頃は武漢コロナウイルスの報道をしのぎロシアによるウクライナ侵略が世界中の耳目を集めています。両国による初めての停戦協議が昨日から始りましたが主張の隔たりは大きく、協議の行方は不透明の様です。プーチン大統領の核兵器の使用をちらつかせ強大な国力を背景に相手をねじ伏せようとする手法は遺憾の極みですが、我が国も含め周辺のEU諸国やUSAの対応にも少なからず不満があります。先ずは1日も早く停戦合意が整い両国の無益な犠牲を止めて頂きたいと祈念致します。
2月24日(木)神社庁の神殿祭に参列致しました。この祭典は神社の例祭に相当する重儀です。斎主を庁長、祭員は神青会の役員3名が従い参列者も参与、神社庁役員、支部長、地区会長に絞って厳粛に斎行されました。この祭典に併せて挙行される庁長表彰者への伝達式と直会は時節柄中止とされ折詰弁当が配られました。
2月23日(水)午前6時、天長祭をお仕えして今上陛下62歳の誕生日を奉祝申し上げ聖寿萬歳を祈念致しました。
先立っての皇居・宮殿「石の間」での記者会見では長引くコロナ禍に対して「支え合う努力を続ける事により,この厳しい現状を忍耐強く乗り越えていく事が出来る」交流が厳しい状況でも「つながりを大切にしながら、心の希望を絶やさずに」と呼びかけられました。また、SNS上の中傷などを念頭に「異なる立場にあったり、異なる考えを持つ人々にも配慮し、尊重し合える寛容な社会が築かれていく事を願う」と述べられ、また皇室の活動の基本は国民と苦楽を共にし、社会の変化に対応した務めを果たす事として「皇室を構成する一人一人が国民の幸せを願いながら、一つ一つの務めを果たし、国民と心の交流を重ねていく中で、信頼関係が築かれていくもの」とのお考えを御示しになられました。
私ども神職は陛下の御心に沿うよう日々の神明奉仕を怠りなく努めなければなりません。
天皇陛下萬歳!萬歳!萬歳!
16日(水)から降り始めた雪ですが冬型の気圧配置が予報より更に強まったようで我が山陰(鳥取・島根)はもとより日本海側を中心に列島各地に多くの降雪が有りました。2月後半の大雪には別に驚きませんがオミクロン株の大流行も手伝って何とも言えない無力感と閉塞感に打ちひしがれております。写真は18日(金)早朝6時40分頃の境内です。昨日の午後、総代会長に除雪機で開けて頂きました参道に重ねて降雪が有り、深い足跡がつく程でした。
一昨年(令和2年)の2月15日には境内に自生する蕗の薹を日供神饌にお供えしておりますが今年はいつ頃になる事でしょうか??
2月14日(月)ホテルニューオータニ鳥取を会場に神社庁設立75周年県神社総代会結成65周年記念大会が開催されました。当日の午前中は同ホテルで神社庁役員会と新年合同会議も開催され大麻頒布・神殿祭日程と庁長表彰・国民精神昂揚運動合同研修会・献幣使派遣・巡回研修会・神政連関連・年間行事予定等について協議と確認を致しました。
午後1時30分よりは午前中の会議出席者と数名の参列者を含む30数名程で式典を挙行いたしました。時節柄、開催の是非についても協議を重ねホテルニューオータニ鳥取の理解と協力を得て万全な感染症対策行っての事です。従って規模も大幅に縮小し来賓も県内より数名とし国歌斉唱は歌唱録音を流し敬神生活の綱領と聖寿萬歳は先導者のみが発声など異例な形となりましたが「神社庁と神社総代会がひとつ心に神道の本義を守り斯界興隆と日本国の真姿顕現に邁進する事を誓う」宣言を厳粛に決議致しました。
2月11日(金)午前6時、紀元祭(併せて橿原神宮遥拝)を斎行して神武建国2682年を奉祝し国家鎮護と皇室のご安泰、国民の安寧と世界の恒久平和を祈念致しました。令和2年まで来賓として参列しておりました日南町統一建国祭は今年も霞神社において日南町神社総代協議会役員のみが参列して執行する旨お知らせが有りました。規模縮小は誠に残念ですが時節柄致し方ない判断であると存じます。
冬型の気圧配置が強まり5日(土)~6日(日)にかけて大雪になりました。立春後の大雪はさほど珍しい事ではありませんが寄る年波も有り閉口しております。25㎝程は積っていますし時節柄、当然参拝者は有りませんでした。お参りの足を止めるオミクロン株の流行に大雪とまぁ踏んだり蹴ったりの状況でしょうか雪は必ず春になれば融けますが武漢由来の新型コロナウイルスにはやられっぱなしです。
2月3日(木)午前6時、節分祭を斎行致しました。御祭神の孝霊天皇や若建吉備津彦命・彦狭嶋命達による鬼退治伝説を偲びながら世界人類に襲い掛かかっている疫病の禍事を疫鬼に見立てて疫病邪鬼退散を強く祈念申し上げました。
今日は白米 玄米に加えて大豆もお供え致しまします。この時期の節分は立春・立夏・立秋・立冬の内、立春の前日を指し江戸時代以降はこの日を節分と言うようになりました。今年こそ疫鬼に見立てた疫病を鬼打ち豆に宿る霊力によって祓い鎮めて頂けるよう全国の神社や寺院、ご家庭でも大きな声で追儺(豆撒き)をなさる事でしょう。
2月1日(火)午前7時、月次祭を斎行して国家鎮護と皇室の御安泰、氏子崇敬者の安寧と発展を祈念致しました。今日は旧暦の正月1日でもあり明後日には節分と愈々新しい年が本格的に始まった感があります。今年こそ悪しき疫病が治まり心安らかな日々が訪れますよう改めて祈願申し上げました。
1月31日(月)午後6時30分、木山代宮家の日待祭を斎行致しました。明日2月1日(火)は丁度旧暦の正月1日となります。日待祭は同族や同一の集団が集まって一夜を明かす物忌や潔斎の行事で季節の変わり目に来臨する神を迎える信仰でありました。明日は月次祭をお仕えして後、日待祭の朝祭を執行致します。
1月26日(水)「道の駅にちなん日野川の郷」の祈願祭を執行致しました。来る2月14日のstバレンタインデーに向けて新商品のチョコレートと日南町産のお米「縁結び」の販売促進とそれら商品を購入されたお客様の開運招福を祈願申し上げました。
写真はお供え頂いた日南町産米の「縁結び」です。バレンタインチョコレートは急ぎ生産中との事でした。その他、色々と商品を取り揃えてあるそうですので是非ご来店ご購入なさっては如何でしょうか。お買い求めなさいました皆様に開運招福が訪れます様お祈り致します。
1月19日(水)役員会に出席の為、神社庁に出張致しました。令和4年の初登庁となります。
主な議題は2月14日(月)ホテルニューオータニ鳥取で開催予定の神社庁設立75年と県総代会結成65年の周年記念大会の開催についてでありました。県内でもオミクロン株の感染者が激増しておる状況も十分に踏まえて慎重に協議致しました結果、最終判断は月末に正副庁長と県総代会長とで行う事に落ち着きました。何れにしても1日も早い終息を祈るばかりです。
今年は小正月15日(土)にとんど祭りが執行出来ました。当日午前10時30分、総代会長ほか総代1名と14人の氏子が参列して厳粛に執行致しました。
拝殿の神事の後、お下げした忌火を以て総代会長が今年の恵方北北西より火入れを致しました。予定していた豚汁の振る舞いはオミクロン株の流行を踏まえ止む無く中止と致しましたが思いのほか沢山の氏子に参列して頂き古神札の焼納と歳神様のお見送りをして頂きました。
8日(土)から10日(月)の3日間は連日、荒神祭と山神祭を奉仕致しました。時節柄、本社に於いて神様の降臨を願い執行する地区、公民館を斎場にして変わらぬ祭祀を執行するも直会の懇親の席は取り止め神酒拝戴で納める地区、神事も直会も2年前と同様に行う地区と三者三様でありました。
公民館で祭壇を設えて執行。
9日山神祭は白米のほか丸餅、海魚(鯛) スルメ、野菜(白菜 白蕪 キャベツ 大根)など沢山のお供えをして神様のおもてなしをされました。
公民館で祭壇を設えて執行
どの地区もそれぞれに思案検討の結果です。神事そのものを取止めてしまうような事態は無く賢明な判断をされたと思います。
写真は神社での荒神祭 山神祭ですが本殿の大床に金幣を鋪設して神籬とし祭典を執行する設えです。
元旦の午前7時には社務所を出発して福榮神社と多里神社に参向、宮司1人のみで歳旦祭を斎行致しました。元旦の深夜大雪の中でも多里神社では総代会長ほか2名の総代(責任役員)が午前零時から1時間ほど拝殿に詰めて開運招福破魔矢や交通安全御守の頒布に勤めて下さいました。
宮司は正月三賀日の朝夕に参向して拝殿の開け閉めを致します。(但し今年は福榮神社は2日夕までとする)
正月4日は俗に坊主正月と称して檀家の寺参りが行われます。神社の参拝者は少なくなる日を選んで遠方の兼務社を巡拝致します。午前9時に社務所を出発し日南町内の菅澤神社・印賀樂樂福神社・熊野神社に続いて島根県奥出雲町の鬼神神社・大呂神社に於いて初神樂を執行致しました。年末の繁忙中にどの神社も拝殿迄の参道除雪をして頂き大変有難く思いました。
正月2日(日)奥出雲町の鳥上小学校102期卒業生9名の厄除け開運祈願祭を鳥上コミュニティーセンターを斎場にして厳粛に執行致しました。大雪を想定しての斎場選びは大正解で室内も暖かく天候を気にせず奉仕できる環境は集中力を高めて神事に臨む事が出来ました。
鳥上小学校に隣接し鬼神神社にも近いですので遥拝式でお仕え致しました。
明けましておめでとうございます。氏子崇敬者の皆様には恙なく新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。令和4年1月1日(土)午前零時、歳旦祭を斎行して新年を言祝ぎ、皇室の御安泰と国家鎮護、国民の安寧と発展を祈念し更に武漢由来の新型コロナウイルスの鎮静を願いました。
昨年の元旦と同様に大雪に見舞われましたが本年は総代会長ほか2名の総代に参列して頂きました。祭典後は社務所に用意した鶏の水炊き鍋で温まって頂きました。
1月2日(日)午前6時、令和4年の初日供祭を斎行致しました。昨日(元旦)の午後頃より天気も少し良くなり道路状況もやや回復し今日は参拝者も増えてきましたが、私は午後から社務所の対応を家族に任せて島根県奥出雲町に出張しての厄除祈願祭を奉仕致します。
1月3日(月)午前6時、元始祭を斎行致しました。宮中三殿において天皇陛下が親しく「皇位の元始」を祝う御告文を奏上なさる皇室祭祀に倣って全国の多くの神社でも本日お仕えして皇統の元始を言祝ぎ奉ります。
正月三賀日の三祭(歳旦祭・初日供祭・元始祭)は大祭に準じ本殿内陣の御扉も開扉して斎行する当社では重要な祭祀です。装束も歳旦祭には小衣冠、初日供祭と元始祭には小斎服を着用して威儀を整えます。
小衣冠(繁紋冠 赤輪無紋小直衣 単 差袴)
小斎服(遠紋冠 白無紋小直衣 赤短衣 白差袴)
皆具は木笏 中啓扇 帖紙
今年は小斎服に赤無地の短衣を併せました。この衣装は襦袢と同じ形状で単とは別の装束です。見た目もやや華やかになり防寒にも少しだけ役立ちます(笑)